液体定量吐出装置の導入|自社ビルに関する情報はBEMSで管理しよう

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液体定量吐出装置の導入

作業員

液体塗布量の安定化に貢献

エレクトロニクス業界では電子基板を製造する際に接着剤やはんだを使用し、コンデンサ等の部品を固着させています。こうした特殊な液体を製品に塗布する作業は、製薬業界や化粧品業界などでも製造工程で必要になる場合が少なくありません。それらの液体塗布工程においては、従来は人力による作業のため勘に頼る部分が大きく、製品の品質にばらつきが生じるという問題点がありました。塗布される接着剤や液剤にも無駄が生じやすく、塗布作業に失敗した場合は部品や材料の廃棄にもつながりかねません。扱う液剤の種類によっては作業員の安全性にも影響を与える場合があるため、この工程の機械化技術が開発されてきたのです。その結果として開発されたのは、ディスペンサーとも呼ばれる液体定量吐出装置です。ディスペンサーは中心となるコントローラー部分と、液体を注入するためのノズルやニードル、液体材料を入れるシリンジといった周辺装置から構成されます。コントローラーで液体の吐出量を微調整できるため、電子基板に接着剤やはんだを塗布するのに最適です。ディスペンサーは幅広い応用分野を持っており、例えば水洗便器への各種薬剤塗布といった用途も考えられます。

品質と作業の安全性向上

ディスペンサーの心臓部分となるコントローラーの多くは、加圧制御方式または流路制御方式が採用されています。容積軽量方式によって吐出材料をコントロールする場合は、計量室固定型と軽量室変化型のいずれかが欠かせません。ディスペンサーは優れた液体吐出量制御機能を持ちますが、シリンジ内の容積が大きくなると液量変化に伴って水頭差と呼ばれる問題が生じることもあります。安定した吐出量を確保するために、多くのディスペンサーではこの水頭差を補正するための制御方式が組み込まれています。吐出時間の調整によって水頭差を制御するのが、電子基板製造工程で多く使われる時間補正方式です。シリンジ内残量の変化に応じて吐出圧力を高める圧力補正方式は、時間補正方式の欠点を克服した制御方法と言えます。この他にもディスペンサーには液垂れ防止機能が備えられており、製品の製造品質安定化と作業の安全性向上に大きな役割を果たしています。コントローラーと産業用ロボットを組み合わせることで、液体注入作業の自動化までが可能な時代を迎えつつあるのです。製造工程にディスペンサーを導入することで液剤の無駄がなくなり、コスト削減にもつながります。

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